主任・介護福祉士・ケアマネジャー
#07

介護の道へ進んだからこそ、多くの喜びとやりがいを手にできました。

すこやかケア西宮

主任・介護福祉士・ケアマネジャー 2007年入社

インタビュー

INTERVIEW
EPISODE

介護員としての今の自分。そのすべては、パート職員の経験からはじまっています。

学生時代は調理師の専門学校に通っていました。調理の道へ進むべきかと決断しきれず悩んでいたところ、目に飛び込んできたのが当事業団でした。ヘルパー2級の資格を取得していたこともあり、「小松デイサービスセンター」でパートとして送迎業務や介護業務を担当することに。最初は実務経験がなく、大きな不安を感じていました。しかし、当時の所長や、今は「すこやかケア西宮」の部長である先輩の丁寧な指導で、やりがいや楽しさを感じ、いつしか続けたい仕事へと変わっていきました。当時はパートでの勤務だったので、安定を求め他社の有料老人ホームへ就職し、介護福祉士の資格を取得。経験を重ねるうちに、やはり介護の良さを教えてくれた当事業団で働きたいという想いが強くなり、「すこやかケア西宮」へ再び正規職員として入職をしました。それからは、介護員、相談員、ケアマネジャーとして多くの経験を積み、現在は現場の主任を任されています。これまではただ目の前のことを考える事で精一杯でした。しかし、さまざま視点から介護を見て、施設を出た後の生活にも目を向けたサポートができるようになってきました。
将来の自分に対し、不安を感じていた社会人1年目。パート職員の経験が、今の介護員としての基盤をつくりだしてくれました。当時の私を支えてくれた施設の職員たちには、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

EPISODE

利用者さまの在宅復帰は、一番の喜びと安心を感じられる瞬間です。

介護老人保健施設の役割とも言える利用者さまの在宅復帰。私たちは施設内の介護だけでなく、自宅での生活を見据え、介護員の面からできるサポートを考えています。たとえばトイレに行く時は、あえて離れた距離から歩いてもらったり、ズボンの上げ下げはできるところまでご自身でしてもらっています。小さなことかもしれませんが、そうした積み重ねが実を結び、元気にご自宅へ帰る利用者さまを見送れた時は、ホッとできると同時に喜びを感じます。退所後にいただくお礼の手紙や俳句は、私の大切な宝物です。
介護員として利用者さまとご家族に寄り添うことももちろんですが、1日1回は必ず、主任の立場でしかできない仕事をするよう心がけています。職員との関わり合いで言うと、困っていたら積極的に声をかけてアドバイスをしたり、現状では実現が難しいことでも、現場の声を上司に提案し反映させるのは、主任として大切な仕事。現場を管理する立場として、他の職員と事業団との橋渡しができる役割をも担っていける存在でありたいです。

EPISODE

経験・キャリアは関係なし。職員同士の支え合いで、みんなが安心して働けます。

利用者さまの在宅復帰は私たちの一番の目標です。職員同士でどんなケアが必要かを話し合う機会も多いのですが、たくさんの声が上がるとなかなか意見がまとまらない場合もあります。そんな時でも、みんなが同じ目標に向かっているのだから、職員同士がスムーズに一致団結できる環境を私がもっとつくり出せたらと感じています。
介護や福祉の仕事に、良いイメージを持てない方もいらっしゃると思います。ですが、人と関わり、支える仕事をしているからこそ感じられるやりがいも多くありますし、処遇改善加算などの国をあげてのバックアップも整えられてきています。当事業団においても、待遇面は本当に充実しています。休日も多くプライベートの時間もしっかりと確保できますし、頑張りはしっかりと評価され、給与として還元されます。また、会社からの全額補助で受けられる研修制度もあるのでキャリアアップも可能です。介護や福祉の経験がない方もしっかりとサポートをしていくので安心して飛び込んできてください。

取材日:2019年12月
矢印