EPISODE
ライフステージの変化とともに、
やりがいも深化する。
福祉の大学を卒業して入ってくる同僚が多い中、私は知識が圧倒的に足りないと感じたため、ギターに頼っている部分があったかもしれません。そんなある日、本質に向き合っていないことを見透かされたのか、先輩にギターを禁止されてしまいました。そこから改めて勉強し直し、通信制の専門学校に通って社会福祉士と介護福祉士を取得。昨年にはケアマネジャーも取得しました。
この仕事を15年続けられた理由の一つは、日々成長を感じられたことだと思います。最初は信頼関係をつくることだけを考えていたのが、自分自身が結婚して子どもが産まれてライフステージが変わると、利用者様に対する見方も変わり、目線が変わります。子どもの将来を考えるのと同じように、ご家族はどう思っているのか、利用者様はこれから先どうしていけばいいのかと、続ければ続けるほどに考え方や提案内容に深みが出てきて、利用者様と一緒に成長していく感覚がありました。ギターを取り上げられたときは悩みましたが、そこから自分に何ができるのかを考え、本当の意味で仕事の醍醐味を味わえたと思います。先輩には感謝しています。